数年前に死んだ父親の葬儀の話です。
生前父は、故郷の松原での家族葬を強く望んでいました。自分は長男で喪主を務めましたが、やはり親族には知らせるべきと思い、連絡を取ろうと思いましたが、疎遠な親戚との連絡手段に困りました。
父は残された家族に、どういう親戚がいて、どういう付き合いをしてきたのか、ほとんど語らない人でした。そのため家族としては、誰に連絡を取るべきなのか、困りました。
唯一連絡先のわかる叔母に相談しました。特に仲の良いわけでもなく、ずっと疎遠だった叔母ですが、直接叔母の家を訪ね相談してみたところ、とても親身になって相談に乗ってくれました。
どちらかと言えば、親戚付き合いなどとは無縁の存在で居たかった自分ですが、こうして改めて話し込んでみると、やはり血のつながった存在だということに気づかされました。
葬儀屋への手配から参列いただいた方々への挨拶、お返しの仕方まで、アドバイスを貰い、非常に感謝しています。
普段疎遠だからといって遠慮せず、まずは身近な方に相談に乗ってもらうことが大事だと思います。親戚が居ない場合は会社の上司・同僚でも良いと思います。