今から16年前の冬、当時中学二年生だった私は、母方の祖父を亡くしました。母方の祖父母は東京都小岩に住んでいましたので、葬式は自宅から近い東京葬祭で行いました。東京葬祭は、約40年の歴史を持ち関東に幾つかの支店を構える葬儀社で、社葬や家族葬など幅広いニーズに応えるところでした。祖父母の家は、どこのお寺の檀家ではなかったので、当日は、葬儀社が手配してくださった真言宗の僧侶にお経をあげていただきました。実家の菩提寺は大阪で日蓮宗だった為、真言宗式の葬儀は新鮮にうつりました。しかし、当日来た僧侶の方があまりにも態度がでかく、読経も全く力がこもっていなかったので少しがっかりしました。このままでは、祖母があまりにも可哀そうで、亡くなった祖父も浮かばれないと思った私は、葬儀後、父と二人でもう一度お経をあげました。時間が押している中、葬儀社のスタッフの方が時間を作ってくださったお陰で、個人的に供養できたので本当にスタッフの方には感謝しています。今年、丁度17回忌に当たりますので、また懇ろに供養したいです。